クラスカラーが決まっていない、派手な色は避けたい、という流れでグレーのクラスTシャツ(クラT)が候補に挙がった。そんな幹事のあなたが気になるのは、この3つではないでしょうか。

この記事では、グレーのクラスTシャツについて、選ばれている理由、汗ジミ・表面温度・見分けにくさの注意点、配色早見表とデザイン案10、業者への伝え方を、出所つきでまとめます。

先に結論の早見表です(一般情報の出所は各節に記載。当社仕様は2026年9月時点)。

迷いどころ結論(当メディアの整理)
グレーは人気?UP-Tの人気色ランキング(2026年9月17日最終更新)で、シルバーグレー・杢グレー(アッシュ・チャコールも)は「3位|定番色」の区分。同じ解説で「男子に人気のクラスTシャツカラー」にグレーが挙がる
汗ジミは?デサントの検証(コットン100%・10色)で、グレーは汗ジミが目立ちやすい色として知られている、と説明されている。ウェザーニュース(ライオン監修)の綿100%のTシャツの検証でも、いちばん目立った色はライトグレー。生地がポリエステルかコットンかを確認する
暑さは?国立環境研究所の9色の実験で、グレーは白・黄色の次に低い「少し高い」グループ(赤と同じ)。緑・深緑・黒の「いちばん高温のグループ」より低い
文字色は?黒(RESART「クール(グレー×黒)」)、白・黒(タカハマライフアート「モノトーンの色が合います」)、ネイビー・赤(同「濃い色と相性が良いです」)
見分けにくい文字色は?淡い水色・淡い緑。大阪府のガイドラインが「灰色と淡い水色」「灰色と淡い緑」を識別しにくい組み合わせに挙げている。使うなら白か黒の縁取り(=文字のまわりに細い線を付けること。当メディアの補足)とセットに
グレーで伝わる?杢グレー・ヘザーグレー・ミックスグレー・スポーツグレーなど呼び名が多く、スウェット.jp(パーカーの比較)は「グレーの色味はメーカーによってかなり違いがある」と説明。参考画像かカラー表の番号で伝える
classclass2021(当メディア運営元)の場合希望のカラーイメージを伝えればその通りに作成可能。「くすみ系の赤にしたい」のような細かい指定の相談も可。公式カラー表あり(1〜228の番号付きカラー+Deep Red・SAX等の定番色の名前付きスウォッチ) ※スウォッチ=色見本(当メディアの補足)。グレー系の生地色として選べる色は相談時にご確認ください

この記事は、黒・白・水色・ピンク・赤・黄色・緑・紫・青・ネイビーに続く色別シリーズの10本目です。

この記事で扱うグレーの範囲——杢グレーとは

グレーは、黒と白の間の色ですが、参照した出所には呼び名がいくつも出てきます。先に言葉の整理をしておきます。

呼び名出所の説明
杢グレー(もくグレー)スウェット.jp「「杢グレー」の「杢」とは遠目で見ると1色みえますが、よく見ると濃淡の2色の糸を織り交ぜた模様のことを指します。」/タカハマライフアート「杢グレーとは、グレーの糸に白や黒など、別の色の糸を撚り合わせることで、独特の雰囲気を持ったニュアンスカラーです。」
ヘザーグレースウェット.jp「名前はヘザーグレーとなっていますが、意味は杢グレーと同じ、複数の色の糸を織り交ぜて濃淡を出した模様です。メーカーによって混ぜる色の数は違うそうです。」
ライトグレー・シルバーグレー・チャコール・アッシュ明るいグレーから暗いグレーまでの呼び名(UP-Tの定番色の列挙、RESARTのプリント色の例、ウェザーニュースの検証に出てくる語。分類は当メディアの補足)

※ニュアンスカラー(=はっきりした色名で言い切れない、少し混ざったような色。当メディアの補足)、撚り合わせる(=糸をより合わせる。当メディアの補足)。

この記事では、糸の濃淡がある杢グレーも、1色に見える無地のグレーも、明るいものから暗いものまでまとめてグレーとして扱います。ただし、暗いグレー(チャコールなど。分類は当メディアの補足)は見た目が黒に近く、明るいグレー(ライトグレー)は汗ジミの見え方が別扱いになる(後述)ので、注意点の節では明るさで分けて書きます。黒のクラTは黒クラT特集、白のクラTは白クラT特集も参考にしてください。

グレーのクラTが選ばれている理由

理由1: UP-Tのランキングで「定番色」の区分に入る

UP-Tの「クラスTシャツの色は何色がおすすめ?人気色ランキングと選び方を解説」(2026年9月17日最終更新・ランキングの根拠の記載なし)では、順位が「1位|青〜紫」「2位|赤〜ピンク」「3位|定番色」「4位|黄緑〜緑」「5位|黄色〜オレンジ」とされています。3位の「定番色」の節には「ホワイト、アッシュ、シルバーグレー、杢グレー、ブラック、チャコール、チョコレート、オートミール、スモークブラックは人気の高い定番色です。」とあり、シルバーグレー・杢グレーのほか、アッシュ・チャコールも含まれています(この2つをグレー系と見る分類は当メディアの補足)。同じ節には「クラスTシャツに取り入れると、落ち着いたシックな印象を与えることができますよ。使い回しのしやすい色でもあるので、さまざまな行事で活躍してくれるでしょう。」「落ち着いた雰囲気の大人っぽいクラスTシャツを作りたい学生さんにオススメです。」と書かれています。

※シック(=落ち着いていて上品な様子。当メディアの補足)。この「定番色」は白と黒も含む区分なので、グレーだけで3位という意味ではありません。

同じ解説の「メンズで人気のクラスTシャツの色は何色?」の見出しの下には「男子に人気のクラスTシャツカラーは次の色!ブラック、ネイビー、グレー、レッド。スポーティーでシンプルなカラーが大人気ですね。」とあります。一方、「男女共に着やすい色を選ぶ」の見出しの下で挙がっている色は「ブラックやホワイト、ネイビー、ブルー」で、ここにグレーは入っていません。

理由2: 秋・冬のクラスパーカーでも「安定、安心のグレー」とされる

VULCLAの2022年秋・冬のパーカー・ロングTシャツのまとめ記事(2023年3月22日公開)には「グレーパーカー」という見出しがあり、「こちらも人気のグレーパーカー!制服との相性も良く、カラーに迷った時には安定、安心のグレー!」「ラフ感も出て着まわしがきくカラーなので活躍する場が多いのも魅力です!」と書かれています。これはパーカーについての記述で、Tシャツについてではありません。秋の文化祭でパーカーを作る場合はクラスパーカーのデザインへ。

理由3: ロゴの色を引き立てる「無彩色」として挙がる

RESARTの色選びの解説(2018年12月17日公開・2023年9月23日更新)の「ロゴなどのメインカラー色が決まっているとき」の節では、「たとえばロゴがオレンジの場合、ボディ色を赤などの同系色にすると色が混ざり合うのでロゴが目立たせられません。」と説明したうえで、「明度のみの無彩色(白・灰・黒)がおすすめです。」と書かれています。クラスのマークやスローガン(=合言葉。当メディアの補足)の色が先に決まっているとき、それを引き立てる生地色の候補としてグレーが挙がる、と当メディアは整理しています。

※無彩色(=赤や青のような色みを持たない、白・灰・黒のこと。当メディアの補足)、明度(=色の明るさの度合い。当メディアの補足)、ボディ色(=生地の色。当メディアの補足)。

注意点1: グレーは汗ジミが目立ちやすい側の色(コットンの検証)

グレーを検討するなら、先に共有しておきたいのがこの点です。

デサントの検証(2022年7月27日公開・2023年6月13日更新)では、「今回はコットン100%の同じTシャツを10色用意して、脇部分に同量の水分をしみ込ませました。」という方法で比較し、「グレーは汗ジミが目立ちやすい色として知られていますが、これは汗で濡れると色が濃くなることが理由です。」と説明されています。目立ちやすい色の条件は「特に汗ジミが目立ちやすいのは、汗がしみ込んだ際に、元の服の色との濃淡差が大きい色の服です。」、目立ちにくい側は「黒やネイビーなどのダークカラーは、もともと色が濃いため、汗で濡れても色がほとんど変わりません。」「夏の定番カラーである白も、汗ジミが目立たないので使い勝手抜群です!」とされています。

※濃淡差(=濡れる前と濡れたあとの色の濃さの差。当メディアの補足)、ダークカラー(=濃い色。当メディアの補足)。

ウェザーニュース(2024年7月25日掲載・ライオン株式会社 衛生マイスターの浅野ほたかさん監修)にも「綿100%のTシャツに水をスプレーしてみたところ、一番目立った色はライトグレーでした。どんな季節にも合わせやすい色ですが、注意が必要ですね。」とあり、「逆に目立ちにくいのは黒やネイビーなどのダークカラーと白です。また、赤や黄色、オレンジなどの原色もあまり目立ちません」と続いています(原色=赤・黄・青のような、混ぜていない色。当メディアの補足)。

2つの出所はどちらもコットン(綿)100%のTシャツでの検証です。素材については、デサントの同じ記事に「ポリエステルは速乾性が高く、汗で濡れても乾きやすいため汗ジミが目立ちにくい素材です。」とあります。ですから、グレーにするなら、生地がポリエステルかコットンかを注文先に確認する、というのが当メディアのおすすめです。生地の選び方はクラTの生地の選び方を参考にしてください。

明るさで分けると、ウェザーニュースの検証で名指しされているのはライトグレーです。暗いグレー(チャコールなど)が同じ検証でどう見えたかは、取得した範囲には書かれていないため、当メディアでは暗いグレーなら目立たない、とは書きません。

classclass2021の場合、通気性の良いポリエステル生地が標準(コットンは別途相談)。2026年9月時点。グレー系の生地で汗ジミがどの程度見えるかは、相談時にご確認ください。

注意点2: 表面温度は「少し高い」グループ——白・黄色の次

暑さについては、9色の実験があります。ウェザーニュース(2026年7月13日掲載)が紹介した国立環境研究所の一ノ瀬俊明さんの実験では、「風がほとんどない気温30℃の屋外で実験したところ、5分間日光に当てただけでシャツの表面温度は大きく変わりました。白色のシャツが気温と同じ30℃なのに対し、黒色や深緑色のシャツは50℃を超え、その差が20℃以上になったのです。」と報告され、「白、黄色、グレー、赤、紫、青、緑、深緑、黒の9色」の結果は「白、黄色がいちばん低く、少し高いのがグレー、赤でした。紫、青が次に高くなり、緑、深緑、黒がいちばん高温のグループを形成しました」とされています。

※表面温度(=生地の表面の温度。当メディアの補足)。

つまり、この実験の4つのグループのうち、グレーは白・黄色の次に低い「少し高い」グループ(赤と同じ)です。紫・青(次に高いグループ)や、緑・深緑・黒(いちばん高温のグループ)より低い、という位置づけです。ただし、実験に使われたグレーが明るいグレーか暗いグレーかは、取得した範囲には書かれていません。実験の条件(5分間・気温30℃・風がほとんどない)を超えて当てはめないでください。

炎天下の体育祭で競技中心に着るなら、いちばん低いグループとされた白・黄色も比較しておく、というのが当メディアの提案です。秋の文化祭で日陰や室内が多いなら、この差を気にしすぎる必要はないと当メディアは考えています。

注意点3: 灰色に淡い水色・淡い緑の文字は見分けにくい

大阪府のカラーユニバーサルデザイン(=色の見え方が人によって違うことをふまえて、誰にも分かりやすい配色にする考え方。当メディアの補足)のガイドライン(平成23年9月30日作成・令和4年4月1日改訂)では、識別しにくい色の組み合わせとして「赤と緑」「青と紫」「深緑と茶色」「水色とピンク」に加えて「灰色と淡い水色」「灰色と淡い緑」が挙げられ、対策として「色と色の境界には白または黒の細線で縁取りを行う」「文字と背景には色の明るさで差をつけているか、差のついた色で文字に縁取りをしている」と示されています。

クラスTシャツ向けの文書ではありませんが、グレーの生地に淡い水色や淡い緑の文字を置くと見分けにくい人がいる、という点は同じだと当メディアは整理しています。使うなら、白か黒の縁取りをセットにする、または文字の明るさに差をつける、というのが当メディアの提案です。赤クラT特集・緑クラT特集・紫クラT特集・青・ネイビークラT特集も参考にしてください。

なお、灰色と白、灰色と黒、のような組み合わせは、今回取得した範囲には挙げられていません。

グレー×文字色の配色早見表

出所のある組み合わせと、当メディアで整理した組み合わせを分けて示します(根拠の列に出所名を書いたものは出所、当メディアの整理と書いたものは当メディアの案です。印象の列は、出所名のある行は出所の語、当メディアの整理の行は当メディアの語です)。

生地文字色印象根拠
杢グレー黒クールRESART「【色見本】オリジナルTシャツのカラーイメージ例」の「クール(グレー×黒)」(ボディ色 杢グレー・プリント色 ブラック)
杢グレー白・黒モノトーン(=白・黒・灰だけの配色。当メディアの補足)タカハマライフアート「杢グレーのTシャツには、白や黒などモノトーンの色が合います。」
杢グレーネイビー・赤濃い色で引き締まるタカハマライフアート「また、ネイビーや赤など濃い色と相性が良いです。」
グレー淡い水色・淡い緑見分けにくい(要注意)大阪府「灰色と淡い水色」「灰色と淡い緑」→ 縁取りとセットに(当メディアの整理)
グレー(暗め)白明るさの差が大きい当メディアの整理(濃い生地に明るい文字色で明るさの差をつける考え方。スウェット.jpのパーカーの記事に「暗めのグレーなので、シロなどのカラーでも映えてくれそうです。」という記述はあるが、パーカー1商品についての意見)
グレー(明るめ)黒・ネイビー明るさの差が大きい当メディアの整理(明るい生地に濃い文字色で明るさの差をつける考え方)
グレー黄差し色(=少量だけ入れる別の色。当メディアの補足)で明るく当メディアの整理(出所の記述はなし)

タカハマライフアートは同じ節で「ただし、何色を使っても良いという訳ではなく、配色によっては派手になりすぎるため、色数を抑えたり、調和のとれたデザインに仕上げることが大切です。」とも書いています。文字色を1〜2色に絞る、というのが当メディアのおすすめです。

グレーを文字色として使う例もあります。RESARTの色見本には「エレガント(紫×薄いグレー)」(ボディ色 ライトパープル・プリント色 ライトグレー・ホワイト・ブラック)があります。紫の生地は紫クラT特集を参考にしてください。文字色の決め方の基本はクラTの色の決め方完全ガイド、書体の選び方はクラTのフォント選び方へ。

グレークラTのデザイン案10

配色早見表をもとに、レシピ型(=生地色×文字色×主役の組み合わせで示す形。当メディアの補足)で10案まとめました(当メディアの整理。出所のある配色には出所名を付けています)。生地はグレーと固定して、クラスの雰囲気に合う案を2〜3個に絞ってから投票すると決めやすいと当メディアは考えています(決め方はデザインが決まらないときの5ステップへ)。

#案配色ポイント
1黒1色のスローガン杢グレー×黒背中に英字スローガンを黒い文字で1行。RESARTの「クール(グレー×黒)」の型。文言は英語フレーズ50選から
2白のビッグナンバー暗めのグレー×白ビッグナンバー(=大きな番号。当メディアの補足)。背番号を主役に大きく。明るさの差で読ませる(当メディアの整理)。番号のネタは背番号の語呂合わせ50選へ
3ネイビー文字のカレッジ風杢グレー×ネイビーカレッジ風(=大学のロゴのような書体と配置。当メディアの補足)。胸に年号やクラス名をアーチ状(=弓なり)に。タカハマライフアートが「ネイビーや赤など濃い色」を挙げる配色
4赤のワンポイント杢グレー×赤前は胸に小さなワンポイント(=小さく1か所に入れる飾り。当メディアの補足)、背中は大きく。場所の決め方はクラTはどこにプリントする?へ
5モノトーンのロゴグレー×白×黒白と黒の2色だけでクラスのマークを作る。タカハマライフアートの「モノトーンの色が合います。」の型
6縁取りつき淡い緑グレー×淡い緑(白の縁取り)大阪府のガイドラインで識別しにくいとされる組み合わせなので、白または黒の細線の縁取りとセットに
7全員の名前入りグレー×黒背中にクラス全員の名前を黒1色で並べる。並べ方はクラTに全員の名前を入れるへ
8黄色の差し色グレー×黒(+黄の差し色)文字は黒、番号や下線だけ黄色に。差し色は当メディアの整理
9ユニフォーム風ライングレー×ネイビー(袖・肩にライン)袖口や肩にラインを入れてユニフォーム風に。作り方はユニフォーム風クラTの作り方へ
10ロゴを引き立てる無地感グレー×クラスのマークの色マークの色が先に決まっているとき、RESARTの「明度のみの無彩色(白・灰・黒)がおすすめです。」の考え方で生地をグレーにし、マークだけ色を置く

実在のチームやブランドのロゴ・キャラクターをそのまま使うデザインは、著作権・商標権の問題があるため当メディアでは推奨していません。詳しくはパロディ著作権ガイドを確認してください。背ネーム(=背中に入れる一人ずつ違う文字。当メディアの補足)のネタは背ネームネタ100選へ。

グレーの伝え方——呼び名と色味は注文先の業者に確認する

グレーは、同じ色名でも色味の幅が広い、というのが参照した出所をもとにした当メディアの整理です。スウェット.jpのコラム(2019年4月26日)は、スウェットパーカーのグレーを商品ごとに比べ、「商品ごとにカラーの名前も「杢グレー」「ヘザーグレー」など名前が違います。」と書いています。同じコラムに出てくる呼び名は、杢グレー・ミックスグレー・ヘザーグレー・スポーツグレーの4つで、商品ごとの印象は「どちらかというと黄色寄りのグレーの色です。」「比べたパーカーの中で一番明るめのグレーです。」「青みが強めのグレーです。雰囲気は青紫がかったグレーで、プリントをするなら青や紫のカラーが合いそうです。」などと書き分けられています。結論は「グレーの色味はメーカーによってかなり違いがあるため、特に同じ色をセットアップでご注文予定のお客様は事前のサンプル請求をおすすめいたします!」です。

※セットアップ(=上下をそろえて着る服。当メディアの補足)、サンプル請求(=実物の見本を取り寄せること。当メディアの補足)。この記述はスウェットパーカーについてのもので、Tシャツについてではありません。

UP-Tの定番色の列挙にはアッシュ・シルバーグレー・杢グレー・チャコール、タカハマライフアートの杢グレーの解説の見出し(「杢グレーの代表的な種類」の下)にはメランジグレー・ヘザーグレー・スペースダイ・ストーングレーという語が出てきます(いずれもタカハマライフアートの見出しにある種類名)。参照した3社(UP-T・タカハマライフアート・スウェット.jp)すべてに出てくる呼び名は「杢グレー」だけです(ヘザーグレーはタカハマライフアートとスウェット.jpの2社、ほかは1社ずつ)。だから、業者に、グレーで、と言葉だけで伝えるより、次のどちらかで伝えることを当メディアはおすすめします。

  1. 参考画像を見せる: SNSで見つけたクラTや服の写真をスクリーンショットして、このグレーに近い色、と伝える
  2. カラー表の番号や色名で伝える: 業者がカラー表を持っている場合は、番号や名前で指定する

杢グレーのような糸の濃淡がある生地を選べるかどうかも、注文先に確認してください。

classclass2021(当メディア運営元)の場合

色まわりの仕様は注文先の業者に確認が必要なので、ここではclassclass2021(当メディア運営元)の場合をまとめます(いずれも2026年9月時点の当社仕様です。他社に注文する場合は各社の案内を確認してください。表の中の昇華プリント(=プリント方式の1つ)の説明は表の下にリンクがあります)。

項目classclass2021の場合
色は変更できる?希望のカラーイメージを伝えればその通りに作成可能。「くすみ系の赤にしたい」のような細かい指定の相談も可
カラー表公式カラー表あり(1〜228の番号付きカラー+Deep Red・SAX等の定番色の名前付きスウォッチ) ※スウォッチ=色見本(当メディアの補足)
濃色生地黒などの濃色生地のデザインにも対応(暗いグレーが含まれるかは相談時にご確認ください)
デザインデータは何で渡す?SNSのスクショ・手書きの写真・イメージが伝わる写真なら何でもOK
プリント方式は?昇華プリントを採用。色数に制限がなく、デザインの制限幅がないのが特徴。表面と背面に自由に好きなデザインをプリントしても値段は一切変わらない
生地の質・汗染みは?通気性の良いポリエステル生地が標準(コットンは別途相談)
一人一人変更できる?背番号・背ネーム・サイズは一人ずつ自由に変更可能
グリッター加工は?可能。全14色=名前付き9色(イエロー/レッド/ピンク/ブルー/ネイビー/グリーン/ホワイト/ブラック/チャコールグレー)+カラー表番号指定の5色(220・61・98・102・221)。昇華プリントで使用できる ※グリッター=ラメのように光る加工(当メディアの補足)
見積もり・相談にお金はかかりますか?見積もりも相談もすべて無料

昇華プリントの説明は昇華プリントとは?へ。

グレー系の生地色としてどの色が選べるか、杢グレーのような糸の濃淡がある生地があるかは、相談時にご確認ください。グリッターの名前付き9色にチャコールグレーがありますが、これはグリッター加工の色の一覧で、生地の色の一覧ではありません。

グレーと白・黒・ネイビーで迷ったら

色別シリーズの白クラT特集・黒クラT特集・青・ネイビークラT特集とあわせて、判断の材料を当メディアで整理しました。各行の出所は比較軸の括弧内で、「記載なし」は参照した出所にその色の記述がなかったことを示します。

比較軸グレー白黒ネイビー
表面温度のグループ(国立環境研究所の9色の実験)少し高い(赤と同じ・低いほうから2番目のグループ)いちばん低い(黄色と同じ)いちばん高温のグループ記載なし(9色に含まれない)
汗ジミ(デサントのコットン100%・10色の検証)目立ちやすい色として知られている目立たない目立ちにくい(黒やネイビーなどのダークカラー)目立ちにくい(同左)
汗ジミ(ウェザーニュースの綿100%のTシャツの検証)ライトグレーがいちばん目立った目立ちにくい目立ちにくい目立ちにくい
識別しにくい組み合わせ(大阪府のガイドライン)灰色と淡い水色/灰色と淡い緑記載なし記載なし記載なし
出所のある文字色(今回参照した範囲)黒(RESART)・白・黒・ネイビー・赤(タカハマライフアート)黄系(RESARTの見出し「元気(白×黄系)」)記載なし記載なし

汗ジミを優先するなら黒かネイビー、暑さを優先するなら白、落ち着いた印象を優先するならグレー——という分け方が当メディアの提案です。

よくある質問

Q1. グレーのクラTは地味になりませんか?

A. UP-Tはシルバーグレー・杢グレーを含む定番色について「落ち着いた雰囲気の大人っぽいクラスTシャツを作りたい学生さんにオススメです。」と書いています。落ち着いた印象がグレーの持ち味と読んだうえで、目立たせたいなら文字色で差をつける、というのが当メディアの整理です。配色早見表にある濃い文字色(黒・ネイビー・赤)か、明るさの差が大きい白を主役の色にして、差し色を1色足す形が当メディアのおすすめです。

classclass2021の場合、希望のカラーイメージを伝えればその通りに作成可能。「くすみ系の赤にしたい」のような細かい指定の相談も可(2026年9月時点)。

Q2. 体育祭でグレーを着ると、汗ジミが目立ちますか?

A. デサントの検証(コットン100%・10色)では「グレーは汗ジミが目立ちやすい色として知られていますが、これは汗で濡れると色が濃くなることが理由です。」とされ、ウェザーニュースの綿100%の検証でも「一番目立った色はライトグレーでした。」とあります。一方、素材については、デサントが「ポリエステルは速乾性が高く、汗で濡れても乾きやすいため汗ジミが目立ちにくい素材です。」と書いています。生地の素材を注文先に確認したうえで判断する、というのが当メディアのおすすめです。

classclass2021の場合、通気性の良いポリエステル生地が標準(コットンは別途相談)。2026年9月時点。グレー系の生地で汗ジミがどの程度見えるかは、相談時にご確認ください。

Q3. グレーに水色の文字を入れたいのですが、大丈夫ですか?

A. 大阪府のカラーユニバーサルデザインのガイドラインでは「灰色と淡い水色」が識別しにくい組み合わせに挙げられています。入れるなら、同ガイドラインの「色と色の境界には白または黒の細線で縁取りを行う」の考え方で、白か黒の縁取りをセットにするのが当メディアの提案です。灰色と濃い青の組み合わせは、今回取得した範囲には挙げられていません。

classclass2021の場合、希望のカラーイメージを伝えればその通りに作成可能。「くすみ系の赤にしたい」のような細かい指定の相談も可(2026年9月時点)。縁取りの相談の受け方は相談時にご確認ください。

Q4. グレーで、と頼んだら、どのグレーが来ますか?

A. スウェット.jpのパーカーの比較では「グレーの色味はメーカーによってかなり違いがある」とされ、呼び名も杢グレー・ヘザーグレー・ミックスグレー・スポーツグレーと分かれています。言葉だけで頼まず、参考画像かカラー表の番号で伝えることを当メディアはおすすめします。

classclass2021の場合、デザインデータはSNSのスクショ・手書きの写真・イメージが伝わる写真なら何でもOK。公式カラー表あり(1〜228の番号付きカラー+Deep Red・SAX等の定番色の名前付きスウォッチ)。いずれも2026年9月時点。グレー系の生地色として選べる色は相談時にご確認ください。

まとめ: グレーは汗ジミと素材を先に確認、文字色は黒・白・濃い色

デザインが決まったら、次はサイズと背ネームの回収です。クラTのサイズ・背ネーム集め方とはじめてのクラスTシャツの作り方 全手順を参考にしてください。業者への最初の相談の書き方はクラTの見積もり・相談の仕方、他の色やテーマのデザイン案はクラTデザインまとめから探せます。


この記事の情報について: 当メディア「クラTのミカタ」は、クラスTシャツ制作サービス classclass2021 を運営する会社が運営しています。classclass2021 に関する仕様・料金は2026年9月時点のもので、変更される場合があります。最新の内容は見積もり時にご確認ください。一般情報の出所(2026年9月26日閲覧): UP-T「クラスTシャツの色は何色がおすすめ?人気色ランキングと選び方を解説」(2026年9月17日最終更新) https://up-t.jp/news/458 /デサント「【夏の脇汗対策を考えてみた】脇の汗ジミが目立たない服の色・素材とは?」(2022年7月27日公開・2023年6月13日更新) https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/21849/ /ウェザーニュース「黒? グレー? 原色? 汗ジミが目立ちやすい服の色は」(2024年7月25日掲載・ライオン株式会社 衛生マイスター 浅野ほたかさん監修) https://weathernews.jp/news/202407/240105/ /ウェザーニュース「たった5分で表面温度20℃以上の差!? 夏の炎天下で熱をもちにくい服の色 熱中症対策」(2026年7月13日掲載・国立環境研究所 一ノ瀬俊明さんの実験) https://weathernews.jp/news/202607/100171/ /大阪府 カラーユニバーサルデザインのガイドライン(ページ題名「ガイドライン」・平成23年9月30日作成・令和4年4月1日改訂) https://www.pref.osaka.lg.jp/o070050/koho/shikikaku/guide1.html /RESART BLOG「何色を組み合わせる?オリジナルTシャツやクラスTシャツのデザインを決める色選びのコツ」(2018年12月17日公開・2023年9月23日更新) https://shop-resart.com/blog/original-t-shirt-color-selection/ /タカハマライフアート「落ち着いた上品さと独特な風合いが人気の『杢グレー』その魅力とは?」(公開日の記載なし) https://takahama428.com/blogs/topic/heathergray /スウェット.jp「差がはっきり!商品別「グレー」の色味の違い」(2019年4月26日) https://www.sweat.jp/column/graysweat /VULCLA「【2022年 秋・冬】パーカー・ロングTシャツの人気だったクラスTシャツデザインまとめ」(2023年3月22日公開) https://vulcla.com/clatblog18/ 。