クラTのデザインは、色を何色も使うより、2色くらいでまとめたい。そう考えたあとで気になるのは、この3つではないでしょうか。
- 2色だけだと、地味な1枚にならないか
- 2つ目の色は、デザインのどこに使えばいいのか
- もう1つの色は、何色にすればいいのか
この記事では、UP-Tとインファクトリーの、2色や色の数について書いた記事をもとに、クラTを2色で作るときの考え方をまとめます(いずれも2026年10月10日に閲覧)。
結論の早見表
左の列が問い、真ん中の列が出所の記述、右の列が当メディアの整理です。
| 問い | 出所の記述 | 当メディアの整理 |
|---|---|---|
| 最初に決めることは? | インファクトリーは「そんな【2色】プリントのデザインを作る時、重要なのは「何を目立たせたいか」考えることです。」と説明しています | 色を選ぶ前に、目立たせたいものを1つ決める |
| 2つ目の色はどこに使う? | UP-Tは、2色を同じくらいの量で使うのではなく「ワンポイントだけ使うようにするのがオススメです!」と説明しています(ワンポイント=一部分にだけ入れること。当メディアの補足) | 目立たせたいものにだけ2つ目の色を使い、ほかは1色でまとめる |
| 目立たせない方の色は? | インファクトリーは「Tシャツと同系色」か「白や黒などの無彩色」を挙げています(同系色=同じ系統で明るさや濃さが違う色。無彩色=白・黒・グレーのような色みのない色。当メディアの補足) | 迷ったら、控えめな方の色は白か黒(生地と同じ色は避ける)にする |
| 2色だと地味にならない? | インファクトリーは、黒い文字に赤いハートを合わせた例で「デザインにインパクトが出ます。」と説明しています(インパクト=見た人に強く残る印象。当メディアの補足) | 1色でまとめた中に、1か所だけ別の色を入れて見せどころを作る |
※この記事では、生地の色は数えず、プリントに使う色が2つのデザインを2色と呼びます(当メディアの整理)。
2色にすると、何がいいのか
参照した記事には、色の数について次のような説明があります。
- UP-Tは「2色なら統一感も出るので色同士が喧嘩することもないです!」と書いています(統一感=全体がまとまって見えること。当メディアの補足)
- インファクトリーは、1色と多色を比べた記事の「文字が目立つ」の節で「色を多く使用しますとデザインがごちゃごちゃして文字は目立ちません。」と書いています
UP-Tの背中プリントについての記事も、配色の節の中の小見出し「色を使いすぎない」で「原則として使用するカラーを「3色まで」に抑えるとバランスがいいといわれていて、これは洋服だけに限らず広告やプレゼン資料を作成する時にも当てはまるルールです。」と書いています。
一方で、インファクトリーは「単色のプリントですと当たり前ではありますが1色しか使いませんので多色と比べますと地味になります。」とも書いています(単色=1色だけのこと。当メディアの補足)。1色では物足りないけれど、色を増やしすぎたくない。2色は、その間を選ぶ方法の1つだと当メディアは考えています。
なお、インファクトリーの2色プリントの記事は、シルクスクリーン(=プリント方式の1つ。当メディアの補足)を想定して書かれています。この記事では、デザインの見え方についての説明だけを取り上げます。
2色で作る3つのコツ
参照した2社の説明をもとに、2色で作るときのコツを3つに整理しました(3つにまとめたのと並べ方は当メディアの整理です)。
| コツ | 出所の説明 |
|---|---|
| ① 何を目立たせるかを先に決める | インファクトリー「そんな【2色】プリントのデザインを作る時、重要なのは「何を目立たせたいか」考えることです。」/UP-Tの見出し「何を目立たせたいか、メリハリを考える」(メリハリ=強いところと弱いところの差をはっきりさせること。当メディアの補足) |
| ② 2つ目の色は、目立たせたいところだけに使う | UP-T「2色を同等の配分にしてTシャツをデザインするのではなく、ワンポイントだけ使うようにするのがオススメです!」 |
| ③ 目立たせない方の色は控えめにする | インファクトリー「2色使用して片方の色を際立たせたいのであれば、もう1色のプリント色は、あまり目立ちすぎない色であるべきです。」 |
① 何を目立たせるかを先に決める
クラTに入れたいものは、クラス名、年号、スローガン(=クラスの合言葉のような短い言葉。当メディアの補足)、全員の名前、マークなど、いくつもあります。2つ目の色をどれに使うかは、この中から1つを選ぶことになります。
インファクトリーは、まとめの節で「目立たせたい部分とそうでない部分を明確にすることで、メリハリのある、視認性の高いTシャツを作ることができますよ。」と書いています(視認性=見てすぐに分かりやすいこと。当メディアの補足)。色を選ぶ前に、クラスで何を見せたいかを1つ決めておく。これが当メディアのおすすめです。
② 2つ目の色は、目立たせたいところだけに使う
UP-Tは、見出し「目立たせたいところにワンカラー使う」(ワンカラー=1色のこと。当メディアの補足)の中で「2色しか使えなくて少し勿体なく感じるかもしれないですが、2色を同等の配分にしてTシャツをデザインするのではなく、ワンポイントだけ使うようにするのがオススメです!」と書いています。続けて「逆に言えば他の部分は全て同じカラーでまとめるのもポイント。」とも書いています。
インファクトリーも、1色と多色を比べた記事で「このように強調したい部分に1色加えることにより、かなり印象が変わります。」と書き、例として「こちらのデザインですと文字を黒、ハートを赤にすることにより、デザインにインパクトが出ます。」と説明しています。
③ 目立たせない方の色は控えめにする
インファクトリーは、2色のうち目立たせない方の色について、次のように書いています。
「片方の色が際立つよう、目立たせない方のカラーについては「Tシャツと同系色」か「白や黒などの無彩色」が無難であると思います。」
UP-Tも、2色のTシャツの例を見たうえで「実際にデザインされたTシャツを見てみると、やはり目立たせる部分のカラーは目立つ色、他はシンプルにおさえる、というのが2色カラーにおいては大切なポイントと言えるでしょう!」と書いています。
迷ったときは、控えめな方の色は白か黒(生地と同じ色は避ける)にして、目立つ色は1か所にだけ使う。これが当メディアのおすすめです。配色については、クラTの配色の組み合わせ方【2026年版】|補色・近似色・3色の記事があります。
クラTに当てはめると
UP-Tは、クラTを例に次のように書いています。
「例えば、クラスTシャツで、クラス全員の名前などを入れていたとします。 クラス名の『1-A』だけカラーを変えることでクラス名が強調され、どのクラスのTシャツなのか一目瞭然になりますよね。」
※一目瞭然(=ひと目見ただけではっきり分かること。当メディアの補足)
同じ記事は、文字の多いデザインについて「特に文字数が多い場合などはごちゃごちゃに見える可能性が高いのでワンフレーズだけカラーを変えるようにしましょう。」とも書いています(ワンフレーズ=ひとまとまりの短い言葉。当メディアの補足)。
この2つの説明と、インファクトリーの黒い文字と赤いハートの例をもとに、クラTで2つ目の色を使う場所の例を当メディアで4つにまとめました。
| No. | デザインの中身(当メディアの例) | 1つ目の色で入れるもの | 2つ目の色で入れるもの | 参考にした出所の例 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 背中に全員の名前とクラス名 | 全員の名前 | クラス名だけ | UP-T(クラス名の『1-A』だけ色を変える例) |
| 2 | 前に文字とマーク1つ | 文字 | マークだけ | インファクトリー(文字を黒、ハートを赤にする例) |
| 3 | 背中に長めのスローガン | スローガンの大部分 | ひとまとまりの短い言葉だけ | UP-T(文字数が多い場合はワンフレーズだけ色を変える) |
| 4 | 胸にクラス名と年号 | 年号 | クラス名だけ | UP-T(クラス名を強調する例)をもとにした当メディアの案 |
どの案も、2つ目の色を使うのは1か所だけです(当メディアの整理)。全員の名前についてはクラTに全員の名前を入れる【2026年版】|全員用と背ネームの違い、マークについてはクラTのクラスロゴの作り方【2026年版】|形3つと色数のコツの記事があります。
2色にこだわりすぎなくていい
UP-Tは、まとめの節で次のように書いています。
「もちろん、ワンカラーでも素敵なTシャツは出来るし、多色を使ったグラフィックTシャツもかっこいいです。」
※グラフィック(=絵や図のデザイン。当メディアの補足)
2色は、色を増やしすぎないための考え方の1つです。クラスで描いたイラストや写真のように、もともと色の多いものを入れたい場合は、無理に2色に変えなくてもかまいません(当メディアの整理)。シンプルなデザインについては、シンプルなクラTデザイン【2026年版】|ワンポイントの置き方と例の記事があります。
classclass2021(当メディア運営元)の場合
当メディアの運営元であるclassclass2021のクラスTシャツの仕様のうち、この記事に関係するものを、運営元の仕様の記載のまま載せます。
| 質問 | classclass2021の場合 |
|---|---|
| 見積もり・相談にお金はかかりますか? | 見積もりも相談もすべて無料(2026年8月時点) |
classclass2021の仕様です。他社に注文する場合は各社の案内を確認してください。
この記事で紹介したUP-Tとインファクトリーの説明は各社のページの内容で、classclass2021の仕様ではありません。2色のデザインにしたい場合の進め方は、相談時にご確認ください。
よくある質問
Q1. 2色だと、地味になりませんか?
インファクトリーは、1色だけのプリントは多色と比べると地味になると書いたうえで、強調したい部分に1色加えると「かなり印象が変わります。」と説明しています。目立たせたいものを1つ決めて、そこにだけ2つ目の色を使うのが当メディアのおすすめです。
Q2. もう1つの色(目立たせない方)は何色にすればいいですか?
インファクトリーは、目立たせない方の色について「Tシャツと同系色」か「白や黒などの無彩色」を挙げています。UP-Tは、目立たせる部分は目立つ色、ほかはシンプルにおさえる、と書いています。配色については、クラTの配色の組み合わせ方【2026年版】|補色・近似色・3色の記事があります。
Q3. 3色以上にするのはだめですか?
だめではありません。UP-Tの背中プリントについての記事は「原則として使用するカラーを「3色まで」に抑えるとバランスがいいといわれていて」と書き、UP-Tの2色の記事のまとめでは「多色を使ったグラフィックTシャツもかっこいいです。」とも書いています。この記事は、色を増やしすぎたくないときの考え方として2色を紹介しています。
Q4. 生地の色も2色に数えますか?
この記事では、生地の色は数えず、プリントに使う色が2つのものを2色と呼んでいます(当メディアの整理)。インファクトリーの2色の例は、プリントに使う色の数の話です。注文先とやりとりするときは、生地の色とプリントの色を分けて伝えるのが当メディアのおすすめです。
まとめ|2つ目の色は、目立たせたいところだけに
- デザインを作るときは、何を目立たせたいかを考える(インファクトリー)
- 色を選ぶ前に、目立たせたいものを1つ決めておく(当メディアのおすすめ)
- 2つ目の色は、目立たせたいところだけに使い、ほかは1色でまとめる(UP-T)
- 目立たせない方の色は「Tシャツと同系色」か「白や黒などの無彩色」が無難、とインファクトリーは書いている
- クラTなら、全員の名前の中のクラス名だけ色を変える例がある(UP-T)
- 迷ったら、控えめな方の色は白か黒(生地と同じ色は避ける)にして、目立つ色は1か所にだけ使う(当メディアのおすすめ)
この記事の参照情報
- UP-T「オリジナルTシャツは2色のカラー使いがオシャレ!ポイントも解説!」(最終更新日 2024年08月09日) https://up-t.jp/news/2147 (2026年10月10日閲覧)
- UP-T「Tシャツデザインは【背中】プリントで!トレンドデザインをご紹介」(最終更新日 2026年03月17日) https://up-t.jp/news/465 (2026年10月10日閲覧)
- インファクトリー「ワンポイントカラーを使って2色プリントで作るメリハリデザインTシャツ」(日付の記載なし) https://www.infac-planning.com/magazine/5836-2 (2026年10月10日閲覧)
- インファクトリー「【オリジナルTシャツ】単色プリントと多色プリントどちらがおすすめ?」(日付の記載なし) https://www.infac-planning.com/magazine/9430-2 (2026年10月10日閲覧)