体育祭や文化祭が終わると、クラスTシャツ(クラT)はクローゼットの中で急に居場所を失いがちです。「捨てるのはもったいないけど、着る機会もない」「卒業まで取っておくべき?」——そんなモヤモヤ、ありませんか。実際にYahoo!知恵袋には、社会人になってから高校時代のクラTを捨てるかどうか迷っているという相談(2021年5月投稿)や、高校・大学で作ったクラTを保管するか処分するか尋ねる相談(2023年1月投稿)が寄せられています。

結論から言うと、クラTのその後は次の5つから選べます。迷ったら、「元に戻せる選択肢」から順に考えるのがおすすめです。

選択肢元に戻せる?手間こんな人に
① 洗って保管する◎(いつでも選び直せる)まだ決めたくない・卒業まで残したい
② 部屋着・次の行事で着る使いながら残したい
③ 寄せ書きして記念にする△(書いたら戻れない)卒業のタイミングで思い出を足したい
④ リメイクして使う×(切ったら戻れない)別のカタチで長く使いたい
⑤ ゆずる・手放す×手元に残さないと決めた

この記事では、それぞれの具体的なやり方を、実際のリメイク解説記事や相談例の出所つきで紹介します。

まずは「洗って保管」——迷ったらこれが基本

行事が終わった直後にやることは1つだけ。汗を吸ったクラTをきちんと洗って、しまうことです。保管しておけば、部屋着にするのも、寄せ書きするのも、リメイクするのも、あとからいつでも選び直せます。逆に、汗や皮脂がついたまま放置すると、いざ残したくなったときに黄ばみやにおいが気になることがあります。

ポリエステル生地×昇華プリントのクラTの洗い方と保管のコツは、別記事のクラTの洗濯・保管ガイドで詳しく解説しています。ポイントは「敵は摩擦より熱」。乾燥機や高温アイロンを避ければ、卒業までプリントをきれいに保ちやすくなります。

卒業までは「使いながら残す」のもアリ

先ほどの知恵袋の相談(2021年5月投稿)への回答では、下に着るTシャツ・寝巻き・部屋着として使っているという声が寄せられていました。クラTは1枚のTシャツとして普通に着られるので、部屋着として使いながら残すのは、手間ゼロの現実的な選択肢です。

もう1つは、次の行事でもう一度着ることです。classclass2021(当メディア運営元)の場合、体育祭と文化祭でクラTを1枚兼用するクラスもあれば、行事ごとにコンセプトが異なるため2種類作成するケースもあります。兼用するなら、着こなしを変えることで印象も変えられます。切らずにできるアレンジはクラTの着こなしアレンジ10選にまとめました。

卒業のタイミングで「寄せ書きクラT」にする

卒業や部活の引退の場面では、クラTをメッセージボード代わりにする「寄せ書きTシャツ」というアイデアが、アパレル制作会社トミーズのコラム(2025年5月2日公開)で紹介されています。同記事では、布用の油性マーカーを使うこと、インクのにじみを防ぐためにTシャツの中に下敷きになるものを入れること、書くスペースが足りなくならないよう事前に紙でレイアウトを考えておくことが挙げられています。

一度書いたら元には戻せないので、「着て使うのはここまで。ここからは記念品」と決めてから書くのがおすすめです。書き終えたクラTを着て集合写真を撮れば、思い出は二重に残ります。撮り方のコツはクラT写真の撮り方をどうぞ。

リメイクで「使える思い出」に変える

「着る機会はないけど、モノとして使い続けたい」なら、リメイクという手があります。実際に公開されているリメイク解説から、難易度の違う2つを紹介します。

リメイク例道具出所
縫わないエコバッグハサミ・鉛筆(ミシン不要)ハルメク(2020年6月23日公開・2022年4月30日更新)
クッションカバーミシンまたは手縫いFWAFWA house(2020年5月15日公開)

ハルメクの記事では、Tシャツの襟と袖を切り落とし、裾に切り込みを入れて結ぶだけでエコバッグになる方法が、所要5〜10分・厚手の綿Tシャツ向けとして紹介されています(洗うときは結び目がほどけないよう洗濯ネットに入れる、という注意つき)。同記事が対象にしているのは綿Tシャツなので、ポリエステル生地のクラTで試す場合は仕上がりが変わる可能性がある点は頭に入れておきましょう。FWAFWA houseの記事では、メンズLサイズのTシャツからデザイン部分を活かして40cm角のクッションカバーを作る手順が紹介されています。クラTならプリント面を正面にすれば、部屋に置ける思い出になります。

注意点は1つ。リメイクはハサミを入れた瞬間から元に戻せません。迷いが少しでもあるなら、①の保管に戻るのが安全です。

手放すなら「捨てる」以外の道も

手元に残さないと決めた場合も、選択肢はゴミ箱だけではありません。オリジナルTシャツ制作会社のタカハマライフアートのコラム(2026年8月閲覧)では、不要になった服の手放し方として、リサイクルショップでの売却、自治体の回収ボックス、NPO団体への寄付、掃除用の布としての再利用などが紹介されています。

なお、クラTには学校名やクラス名、個人の背ネームが入っていることがあります。ゆずったり寄付したりする前に、個人が特定される情報が入っていないかは確認しておきましょう

よくある質問

Q1. 卒業までクラTを取っておく人は実際いるの?

A. Yahoo!知恵袋の相談(2023年1月投稿)には、高校時代のクラTを大人になっても保管していて、自分の子どもに見せたという回答が寄せられていました。捨てた人・残した人の両方の声がある、というのが実際のところです。残すかどうかに正解はないので、この記事の早見表で自分に合う選択肢を選んでみてください。

Q2. 行事が終わってすぐ、何をすればいい?

A. まず洗って、乾燥機を使わずに乾かして、しまうことです。保管さえしておけば、残りの選択肢はあとからいつでも選べます。詳しくは洗濯・保管ガイドへ。

Q3. 寄せ書きはいつやるのがいい?

A. 「もう着て使わない」と決めたタイミングがおすすめです。一度書くと元に戻せないため、次の行事で着る予定があるうちは待ちましょう。体育祭と文化祭で1枚を兼用するかどうかは、classclass2021の場合、クラスによって分かれます(1枚を兼用するクラスも、行事ごとに2種類作成するクラスもあります)。

Q4. リメイクは裁縫が苦手でもできる?

A. ハルメクの記事(2020年6月23日公開)では、ミシンを使わない「切って結ぶだけ」のエコバッグが所要5〜10分として紹介されています。まずはこうした「縫わない」方法から試すのが取り組みやすいでしょう。

Q5. これからクラTを作る幹事が、この記事から学べることは?

A. クラTは行事の数日だけでなく、そのあとも部屋着・寄せ書き・リメイクと長く付き合える1枚だということです。デザインを決めるときに「行事のあとも着たくなるか」を1つの基準にしてみるのもおすすめです。これから作る人ははじめてのクラスTシャツの作り方からどうぞ。

参照情報

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