クラスの集合写真や、友だちがタブレットで描いたイラストをクラTに入れたい。でも、手元にあるのはスマホのスクショ(=スクリーンショット。画面をそのまま画像として保存したもの)や、友だちからメッセージアプリで送ってもらった画像だけ。幹事として気になるのは、この3つではないでしょうか。

この記事では、写真プリントについて解説しているプリント業者3社(UP-T・オリジナルプリント.jp・RESART)の記事をもとに、クラTに使う画像の画質の考え方をまとめます(いずれも2026年10月9日に閲覧)。

結論の早見表

左の列が問い、真ん中の列が出所の記述、右の列が当メディアの整理です。

問い出所の記述当メディアの整理
画質が悪いとどうなる?RESARTは「解像度が低いとぼやける」と説明しています(解像度=画像の細かさを示す数値)写真やイラストをそのままプリントするなら、画質は先に確かめておく
スクショは使える?RESARTは「スクリーンショットは解像度が低いので、大きくプリントすると粗さが目立ちます。」と説明しています画像そのものを大きくプリントするなら、スクショではなく元の画像を探す
SNSやメッセージアプリで受け取った画像は?オリジナルプリント.jpは「InstagramやLINEで送られてきた写真は圧縮されて解像度が低下している場合があります。」と説明しています(圧縮=データの大きさを小さくすること)撮った本人から、元の画像を送ってもらう
どのくらいの画質が必要?RESARTは写真プリントについて「300dpi以上が目安」としています(dpi=1インチあたりに並ぶ点の数。1インチ=約2.54cm)。必要px数はプリント領域によって変わります(オリジナルプリント.jpの表。px=画像を作っている点の数)数字の確認は注文先に任せ、幹事は元の画像かどうかを確かめる
自分で確かめる方法は?UP-Tは、dpiの数値が少ない画像について「拡大した時にdpiの違いが分かります。」と説明しています送る前に画面で拡大して、ぼやけやガタガタがないかを見る

まず分けたい、画像の2つの使い方

画像の画質を気にする前に、その画像を何に使うのかを分けておくのが当メディアのおすすめです。

使い方例画質の考え方(当メディアの整理)
① 雰囲気を伝える参考として見せるSNSで見つけたデザインのスクショ、手書きのラフ(=下書き)の写真参考として見せる画像でどこまで足りるかは、注文先の案内を確認する
② 画像そのものをプリントするクラスの集合写真、友だちが描いたイラストの画像送った画像の画質が仕上がりに関わる。この記事の内容はこちら向け

この記事で参照した3社の記事は、いずれも写真をTシャツにプリントすることについての解説です。そのため、この記事の注意点は②の使い方を前提にしています。

手書きのデザインを紙に書いて撮影して送る方法については、クラTの手書きデザイン入門【2026年版】|紙とペンだけで作れるの記事があります。

解像度とdpiの意味

画質の話で出てくる言葉を2つだけ押さえておきます。

もう1つ、オリジナルプリント.jpの表では「px」という単位も使われています。px(=ピクセル)は、画像の横と縦にいくつ点が並んでいるかを表す数です。※早見表を含め、「px」と「インチ」の説明は当メディアの補足です。

RESARTは、解像度によって「鮮明にプリントできるかぼやけてしまうか、線がきれいになるかガタガタになるかが変わります。」と説明しています。

RESARTが挙げる画像の例

RESARTは、見出し「ファイル形式は「jpg・jpeg・png」」の中で、次の4つを挙げています(原文の箇条書きのまま)。

※PDF(=文書をそのままの見た目で保存するファイルの形式)。当メディアの補足です。

この4つに近い画像について、3社は次のように説明しています(左の列は各出所の語です)。

出所の語出所の説明
InstagramやLINEから保存した画像RESART「InstagramやLINEから保存した画像は、自動的に圧縮されて画質が落ちています。」
InstagramやLINEで送られてきた写真オリジナルプリント.jp「InstagramやLINEで送られてきた写真は圧縮されて解像度が低下している場合があります。」
小さすぎる画像を大きく見せるために引き伸ばすUP-T「小さすぎる画像を大きく見せるために引き伸ばすと、細かいところがぼやけてしまったり、細い線が消えてしまったりすることがあります。」
PDFの中の画像RESART「PDFの中の画像は、見た目がきれいでも内部の解像度が低くなりがち。」
スクリーンショットRESART「スクリーンショットは解像度が低いので、大きくプリントすると粗さが目立ちます。」

InstagramやLINEの画像について、RESARTは「自動的に圧縮されて画質が落ちています」、オリジナルプリント.jpは「圧縮されて解像度が低下している場合があります」と書いていて、言い切りの強さが違います。※Instagram・LINEは、それぞれの出所の原文にある名前です。

また、UP-Tは「また、高い解像度であってもピンボケした写真やはっきりとしない線は、プリントしても不鮮明にしか表現できないので、素材として適していません。」とも説明しています(ピンボケ=ピントが合わずにぼやけていること。当メディアの補足)。解像度だけでなく、写真のピントも見ておくのが当メディアのおすすめです。

プリント領域によって、必要px数が違う

オリジナルプリント.jpは「3-1. 必要解像度の早見表」の節で、次の表を載せています(同社の表から、プリント領域と必要px数の2列を抜き出しました。列名の「必要px数(300dpi)」は原文のままです)。

プリント領域(cm)必要px数(300dpi)
10×10cm(胸元ワンポイント)1,200×1,200px以上
20×20cm(前身頃中央)[前身頃=Tシャツの胴体の前側。当メディアの補足]2,400×2,400px以上
25×35cm(前面メイン)3,000×4,200px以上
30×40cm(フルグラフィック前面)[フルグラフィック=前面いっぱいに入れるデザイン。当メディアの補足]3,600×4,800px以上
全面プリント(前後)5,000×7,000px以上

※表の中の「前身頃」「フルグラフィック」の説明は当メディアの補足です。

この表から分かるのは、プリント領域によって必要px数が違うということです。UP-Tも「小さい範囲での印刷になると、解像度が低くても対応できます。」と説明しています(UP-Tの推奨(=すすめること)サイズについての説明の中の文です)。

また、UP-Tは「推奨解像度は、メーカーによって指定されています。」と説明し(メーカー=ここではプリントを請け負う業者。当メディアの補足)、自社については「UP-Tでは、解像度は300dpi以上、サイズは3600×4890pixelが推奨サイズです。」としています。数字はあくまで参照した各社の目安なので、実際に注文する業者の案内で確かめてください。

どこにどのくらいの大きさで入れるかを決める段階なら、クラTはどこにプリントする?【2026年版】|前・背中・袖の決め方の記事があります。

スマホで撮った写真なら大丈夫?

オリジナルプリント.jpは、同社の記事で「胸元ワンポイント(10cm四方)なら長辺1,200px以上、A4相当の前面プリントなら長辺2,400px以上が目安です。」「スマホの標準解像度なら通常は十分です。」と説明しています(長辺=画像の長いほうの辺)。同じ記事では「圧縮された画像は避け、撮影直後のオリジナルデータを使ってください。」とも書いています。

そのため当メディアでは、スマホで撮った写真そのもの(撮影直後のデータ)の話として読んでいます。また、同社の表では、30×40cm(フルグラフィック前面)は「△ 高画質設定が必要」、全面プリント(前後)は「×(一眼レフ推奨)」とされています(一眼レフ=カメラの種類の1つ。当メディアの補足)。大きくプリントするときは、スマホの写真でも注文先に確かめるのが当メディアのおすすめです。

送る前に幹事が確かめる3つ

ここまでの出所をもとに、幹事が送る前に確かめることを3つに整理しました(並べ方は当メディアの整理です)。

確かめることやり方もとにした出所
① 元の画像かどうかスクショやSNSから保存した画像ではなく、撮った人から元の画像を送ってもらう(イラストを描いた人に元の画像を頼むのも、当メディアの整理)オリジナルプリント.jp「圧縮された画像は避け、撮影直後のオリジナルデータを使ってください。」
② 拡大してぼやけていないかスマホの画面で画像を大きく広げて、細かいところがぼやけていないか、線がガタガタになっていないかを見るUP-T「拡大した時にdpiの違いが分かります。」(dpiの説明の中の文。画面で確かめる使い方は当メディアの整理)
③ ピントが合っているか写真のピントがずれていないか、線がはっきりしているかを見るUP-T「ピンボケした写真やはっきりとしない線は、プリントしても不鮮明にしか表現できない」(上の引用の一部)

①は、友だちに頼むときの言い方を先に決めておくと話が早い、というのが当メディアのおすすめです。たとえば、クラTに使うからスクショではなく元の写真を送ってほしい、と伝えます(当メディアの例)。

②と③で気になる画像は、幹事が自分で数字を調べ切るより、そのまま注文先に送って、この画像をこの大きさでプリントできるかを聞くのが当メディアのおすすめです。業者への相談の伝え方は、クラTの見積もり・相談の仕方【2026年版】|伝える6項目と例文の記事があります。

ExcelやWordで作ったデザインは?

UP-Tは「エクセルやワードはデザインには不向き」という見出しで、「これらのアプリケーションで作成されたデータを、Tシャツデザインに使用することはおすすめしません。」と説明しています。表計算や文書作成のソフトで作った画像を使うときは、注文先に確認してください。

画質の前に確かめたい、使っていい画像かどうか

RESARTは、写真プリントで知っておくことの1つとして「著作権・肖像権があるものはNG」という見出しを立てています。

ネットで見つけたキャラクターや有名人の画像を使いたいときは、クラTのパロディは著作権NG?やりがちな7つの具体例と安全な代替案の記事があります。クラスの写真を使うときは、写っている全員に先に了承をもらっておくのが当メディアのおすすめです。

classclass2021(当メディア運営元)の場合

当メディアの運営元であるclassclass2021の仕様のうち、この記事に関係するものです。

質問classclass2021の場合
デザインデータは何で渡す?SNSのスクショ・手書きの写真・イメージが伝わる写真なら何でもOK
見積もり・相談にお金はかかりますか?見積もりも相談もすべて無料(2026年8月時点)

1行目は「デザインデータは何で渡す?」への答えです。いずれもclassclass2021の仕様です。他社に注文する場合は各社の案内を確認してください。

写真やイラストの画像そのものをプリントする場合に、classclass2021でどのくらいの画質が必要かは、この記事では確認できていません。相談時にご確認ください。

ロゴのように文字と形でデザインを作る方法は、クラTのクラスロゴの作り方【2026年版】|形3つと色数のコツの記事があります。

よくある質問

Q1. スクショしか手元にない画像は、使えませんか?

使い方によります。雰囲気を伝える参考として見せるだけなら、スクショで足りるかどうかを注文先の案内で確認してください。

画像そのものを大きくプリントする場合、RESARTは「スクリーンショットは解像度が低いので、大きくプリントすると粗さが目立ちます。」と説明しています。元の画像を持っている人がいないか、先に探してみるのが当メディアのおすすめです。

Q2. 友だちからメッセージアプリで送ってもらった写真は大丈夫?

オリジナルプリント.jpは「InstagramやLINEで送られてきた写真は圧縮されて解像度が低下している場合があります。」と説明しています。画質が気になるときは、撮った本人に元の写真データを送ってもらうのが当メディアのおすすめです。

Q3. dpiやpxの数字の調べ方が分かりません

この記事では、スマホで画像の数字を調べる手順を説明した出所を確認できていません。UP-Tは、dpiの数値が少ない画像について「拡大した時にdpiの違いが分かります。」と説明しています。まずは画面で拡大して見てみて、気になる画像は注文先に送って確認してもらうのが当メディアのおすすめです。

Q4. 小さい画像を拡大して保存し直せば、きれいになりますか?

UP-Tは「小さすぎる画像を大きく見せるために引き伸ばすと、細かいところがぼやけてしまったり、細い線が消えてしまったりすることがあります。」と説明しています。RESARTも、見出し「ファイル形式は「jpg・jpeg・png」」の中で「・拡大して保存し直したもの」を挙げています。また、「・小さい画像を拡大すると粗くなる」とも書いています。

まとめ|画像は元の画像を探すところから

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