クラT(=クラスでお揃いにするTシャツ。当メディアの補足)を作ろうと声をかけたら、いらない、お金がもったいない、という返事があった。幹事として気になるのは、この3つではないでしょうか。

この記事では、反対の声が出たときの進め方を、参照した記事と文部科学省の資料をもとに整理しました。結論は次の早見表のとおりです。

結論の早見表

右の列は、2行目(参照した記事の内容)を除き、当メディアの整理です。

迷っていること進め方
反対の声が出たら?賛成・反対の数より先に、反対の理由を聞く(当メディアのおすすめ)
理由にはどんなものがある?参照した2本の記事に挙がっているのは、お金・お揃いを強いられること・デザインの好み・数日間の行事のためだけに作ること
どうやって聞く?名前を出さずに答えられる形で、理由も一緒に聞く
どうやって決める?理由ごとの対応を考えたうえで、全員で作る・希望者だけで作る・作らない、の3つを並べてクラスで選ぶ
決めたあとは?結論と理由をクラス全体に伝え、買わない人・着ない人を責めない

反対の理由は、参照した記事にこう挙がっている

クラTに反対する声に触れている記事を2本参照しました。挙がっている理由は次のとおりです。

出所記事に挙がっている声・理由(原文)どんな記事か
あらたにす「「クラスTシャツ」反対意見から考える教室の居場所」(2022年10月28日)「金銭的な問題やデザインに対する好みの問題などが挙がっていました」/「好きでもないクラスでお揃いを強いられることへの苦痛」朝日・日経・読売の3社共同プロジェクトのサイトに載った、学生の筆者の記事。筆者がTwitter(=現在のX。当メディアの補足)で見たコメントをまとめたもので、件数の記載はない
プリントスタイル「クラスTシャツは本当に必要?クラスTシャツのメリットを解説します」(2026年8月4日公開)「お金も時間もかかるのに、本当に必要なの?」/「数日間のイベントのためだけにわざわざ作るの?」刺繍プリント・オリジナルウェア製作の専門店の記事。こうした声を取り上げている

※メリット(=よいところ。当メディアの補足)

あらたにすの記事は、「好きでもないクラスでお揃いを強いられることへの苦痛」について、コメントの中で「最も多かった」と書いています。ただし、これはTwitter上のコメントを見た筆者の受け止めで、調査や件数の記載はありません。

当メディアは、2本に挙がっている理由を次の4つに分けて考えることにしました。

  1. お金がもったいない
  2. お揃いを強いられたくない
  3. デザインが好みではない
  4. 数日間の行事のためだけに作るのはもったいない(着る機会が少ない)

反対の理由を挙げている記事として参照したのは2本だけなので、理由はこの4つに限りません。クラスで聞くときは、その他の欄も用意しておくのが当メディアのおすすめです。

理由を聞く前に

プリントスタイルの記事は、「クラスメイトの中の一定数の人たちは「必要ない」と感じているかもしれません。」と書いています。

学校の特別活動(=ホームルーム活動や学校行事など、教科の授業以外の学校の活動。当メディアの補足)について文部科学省がまとめた資料にも、話し合いに関する次の一文があります。

「集団における合意形成では,同調圧力に流されることなく,批判的思考力をもち,他者の意見も受け入れつつ自分の考えも主張できるようにすることが大切である。」 (文部科学省「【特別活動編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説」平成30年7月)

ここからは当メディアの考えです。手を挙げて賛成・反対を決める形だと、反対だと言い出せない人がいるかもしれません。そこで当メディアは、名前を出さずに答えられる形で聞くことをおすすめします。紙に書いて箱に入れてもらう、名前を書かなくても答えられるアンケートにする、などの方法です。

聞く項目は、次の3つにしぼるのが当メディアのおすすめです。

聞くこと選択肢の例(当メディアの案)
1. クラTを作ることについて作りたい/どちらでもいい/作りたくない
2. 作りたくない・どちらでもいい、と答えた理由お金/お揃いを強いられたくない/デザイン/着る機会が少ない/その他(自由に書く)
3. 作るとしたら、1人いくらまでなら出せるか金額を書いてもらう(書かなくてもよい)

理由ごとに、考えられる対応

前の節の4つの理由ごとに、考えられる対応を並べました。この表は当メディアの整理です。

理由考えられる対応(当メディアの整理)
1. お金がもったいない1人あたりの上限の金額を先に決め、見積もりをとってから作るかどうかを決める
2. お揃いを強いられたくない全員必ず買う、という形にしない。買わない人・着ない人を責めないことを、先にクラスで確認する
3. デザインが好みではない少ない人数だけでデザインを決めず、意見を出せる場をつくる
4. 着る機会が少ないどの行事で着るかを先に決める。体育祭と文化祭のように、2つ以上の行事で着る前提にする

3つ目のデザインについては、オリジナルTシャツ・Tシャツプリントの制作会社であるプリズマの記事が、「少人数の担当だけでデザインを作らない」という見出しの下で、「さすがに全員の意見となると難しいですが、できるだけ意見を取り入れる場を設け、デザインの参考にしながらクラスTシャツ制作を進めてください。」と書いています(「クラスTシャツって必要?どんなメリットがあるのか」2020年3月13日公開)。デザインの決め方の順番は、クラTデザインが決まらない【2026年版】|もめない決め方5ステップの記事があります。

4つ目の着る機会について、プリントスタイルの記事は、着る場面の見出しとして体育祭・文化祭のほかに「合唱コンクール・音楽祭」「修学旅行・校外学習」なども挙げています。行事でクラTを着てよいかは、先生に確認してから決めるのが当メディアのおすすめです。

1つ目のお金については、集める時期や金額の決め方をクラTの集金いつ・いくら?もめないお金の集め方【2026年版】の記事にまとめています。

3つの選択肢を並べて、クラスで選ぶ

理由を聞いて対応を考えたら、次の3つを並べてクラスで選ぶのが当メディアのおすすめです。どれか1つを幹事が先に決めてしまわないことが大事だと当メディアは考えています。

選択肢当メディアが考える、向いている場面先に決めておきたいこと(当メディアの整理)
全員で作る反対の理由がお金やデザインで、対応すれば納得してもらえそうなとき1人あたりの上限の金額、デザインの決め方
希望者だけで作るお揃いを強いられたくない、という理由があるとき当日に着る人と着ない人が分かれることを、クラスで了承しておく
作らない反対の声が多く、理由への対応を考えても納得が得られそうにないとき代わりにクラスでそろえるものがあるか(何もしないのも選択肢)

球技大会で反対が出たときの選択肢は、球技大会のクラTは必要?【2026年版】|もめない決め方と作り方の記事にもあります。

決めたあとに気をつけたいこと

決めたあとの進め方として、当メディアがおすすめするのは次の4つです。

注文する前に、枚数の確定とキャンセルの扱いを注文先の案内で確かめてください。

classclass2021(当メディア運営元)の場合

この記事の進め方に関係する、classclass2021のクラスTシャツの仕様です。

質問classclass2021の場合
何枚から作れますか?1枚から注文可能
1枚だけ後から追加できる?可能(1枚から追加注文OK)
枚数変更・キャンセル申込後のキャンセルはキャンセル料あり。枚数変更は無料(2026年8月時点)
見積もり・相談にお金はかかりますか?見積もりも相談もすべて無料(2026年8月時点)

他社に注文する場合は、各社の案内を確認してください。

よくある質問

Q1. 反対の人が1人でもいたら、作らないほうがいいですか?

当メディアは、人数だけで決めずに、まず反対の理由を聞くことをおすすめします。理由によっては、希望者だけで作る、という全員に買ってもらわない選び方もあります。

Q2. 多数決で決めてはいけませんか?

多数決で決める場合も、決める前に反対の理由を聞いておくのが当メディアのおすすめです。

多数決について書いた文ではありませんが、文部科学省の資料には、話し合いで「同調圧力に流されることなく」自分の考えも主張できるようにすることが大切だという一文があります(上の節を参照)。

Q3. 1枚だけ後から追加できる?

classclass2021の場合:可能(1枚から追加注文OK)。

ほかの注文先の場合は、あとから追加できるかを、注文する前に各社の案内で確かめてください。

Q4. クラTを買わない人は、当日どうすればいいですか?

当日の服装をどうするかは、先生とクラスで先に決めておくのが当メディアのおすすめです。買わない人だけが困ることのないように、決めた内容をクラス全体に伝えておきましょう。

まとめ

当メディアのおすすめは、賛成・反対の数より先に、理由を聞くことです。

この記事で参照した情報(2026年10月13日閲覧)